蛇腹式カメラのMamiya 6 でモノクロ写真を撮りました。現像しフィルムスキャナーに通したところ、こんな写真が・・・。微妙に色が付いているように見えませんか?スキャナー設定は、ちゃんとモノクロネガになっていたのに。
Mamiya 6 / SEKOR 75mm f3.5 Kodak T-MAX 100
思い付くのはレンズ・・・コーティングの施されてないこの頃のレンズは、逆光に弱いのです。カブリぎみの状態が、実際よりかなり画面を白っぽくしてしまいました。手前から遠くになるほどその傾向が顕著です。特に空なんかそうです。その白カブリが、スキャナーの愉快なエラー?を招いたのではないかと考えています。
因みに、このフィルムをカラーネガ設定でスキャンしたのがこの写真↓です。古くなって黄ばんだ写真のような、こんな色が出るんですね。注目すべきは、雲が空に溶け込んでしまったことです。
今度は、カラーネガをモノクロネガ設定でスキャンしてみると・・・
これは以前アップした柿の写真です。モノクロ設定でも柿の実の赤色を拾っています。デジカメなどのカラー写真を白黒写真に変換する方法と異なり、スキャナーはフィルムの色をそのまま取り込んでいると思われます。だから、カラーネガをモノクロネガ設定で取り込んでも、白黒以外の色が現れるのではないでしょうか。