いこんた日記

白黒フィルムについて

三種類のモノクロフィルムを比べてみました。左が PRESTO 真ん中が T-MAX 右が T400CN です。T400CN の地がオレンジ色なのがよく分かります。
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T400CN だけがオレンジ色なのは何故かという疑問と、いい加減なことは書けないという思いから、少し白黒フィルムについて調べてみました。そしてこのオレンジ色の正体が、カラーネガフィルムと同質のものであると分かりました。市販されている白黒フィルムには、大きく分けて2タイプあります。T-MAX,Tri-X やACROS,PRESTO のような従来からあるものと、カラーネガフィルムと同じ現像処理が可能な Kodak T400CN,PORTRA400N . コニカ セピア. ILFORD XP2SUPERなどです。
前者は銀画像フィルムで、簡単に言えば・・・感光させたハロゲン化銀を現像薬で銀に変え、現像薬で銀にならなかったハロゲン化銀、つまり感光しなかった部分を定着薬で除去し フィルムに残った銀が白黒の画像を形成します。
後者は色素画像フィルムで、こちらも簡単に説明すると、 このフィルムにはカラーネガフィルムと同じように発色カプラーという色素(明度に反応する部分だけ)が埋め込まれており、感光させたハロゲン化銀を現像薬で銀に変えると同時に、フィルム内の発色カプラーと発色現像薬を反応(カップリング)させて色素(明度)を形成させます。漂白と定着という工程を経て全ての銀を除去し、残った色素が画像を作ります。大変大雑把に言ってしまえば、カラーネガフィルムの一種と言えます。
そう分かってみると、手元にある現像伝票の違いが肯けます。Kodak の T-MAX は Tmax Developer という専用現像液を用い料金が¥1050で、T400CN はC41 というカラーネガ用の一般的な現像液を使用し料金は¥525と安価でした。
f0072829_0453969.jpgこれは T400CN をカラーネガ設定でスキャンしたものです。もみさんから教えていただいて、さっそく試してみました。やはり T400CN は白黒のカラーネガですね。ちなみに下は同じ写真をモノクロネガ設定でスキャンしたものです。
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f0072829_0533252.jpgついでにもう少し突っ込んでみると、 PRESTO と T-MAX では黒色に違いがあるようです。フィルム端の部分の比較から、T-MAX の黒色が濃く、またフィルム自体の素材は T-MAX が一番厚く続いて T400CN, PRESTO の順でした。
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by Ikonta_idyll | 2008-01-20 20:44 | フィルム