いこんた日記

音の色

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M4 / DR Summicron  Fuji PRESTO 400



音のいろ、音色、「ねいろ」とか「おんしょく」というものはいったい何を意味するんだろうか?
一般的に倍音を含んだ音を、豊かな音として人の耳は心地よく感じている。オシロスコープの波形は純音では単純であるが、倍音を含んだ音の波形は複雑になる。
オシロスコープで測ったような科学的なとらえ方と、感覚的で抽象的なとらえ方とは相対的ではあるが差異があるように思える。
音楽性からみた音色とは、非客観的で抽象的で感覚的なものに他ならない。

楽器を演奏するに際して、著名な演奏家は嬉しい曲は「明るい音」悲しい曲は「暗い音」を奏でわけると言う。
明るい音、暗い音というものを何と無くではあるが感覚的には理解しているものの・・・実際には両者にどのような違いがあるのだろうか?
私的考察として、明るい音はピッチ(音程)が高めであり、暗い音は低めではないだろうか。それはほんの僅かなピッチの差異で、チューナーで測れば非常に小さな数値の違いしか示さないだろう。しかし感覚性においてはそれ以上の差異を感じてしまう。
それは人間の特異性であって、音楽というもの自体の特異性と考える。

音楽の演奏記号に音の強弱を表すfとpがある。fは forte 「大きな音で、強く」でありpは piano「小さな音で、弱く」である。大きな音のfは問題ないが、pの小さな弱い音は実際にその様に演奏したら pianissimo の時など音が聞こえなくなってしまう。それでは演奏にならない。
音量を落とさず、実音より小さな音のように弱い音のよう聞こえる音、そう感じさせる音が有効である。
ホールの後席まで届くpの音というやつである。

ではそのpの音をどうやって出すのかと聞かれても・・・知らないとか答えられない。残念ながら私は演奏家でもなければ音楽家でもないから。演奏は出来ないが、聴いて感じることは可能なのだ^^

ウンチクではあるが、鍵盤楽器のピアノは正式名称ピアノフォルテである。文字どおり弱い音から強い音まで自在に演奏できる楽器という意味である。ピアノ線をフェルトで巻いたハンマーで叩くので打楽器ともいえる。その構造によってピアノは音量豊かな優れた楽器と成り得ている。
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by Ikonta_idyll | 2010-12-19 14:51 | Leica