いこんた日記

Summicron 50mmF2.0(第1世代) その1

「空気まで写す」といわれたsummicron。初期の沈胴式は世界で最初に酸化トリウムを使ったレンズになった。圧倒的な解像度を誇り、各レンズメーカーに、酸化トリウムのレンズブームを起こす。現在アトムレンズと称されるいるオールドレンズ群がそれである。今回使っているsummicronの固定鏡胴タイプは残念ながらアトムレンズではない。レンズ構成はそのままでありながら、材質が酸化トリウムから高屈折ガラス(Lak9)に変えられている。
酸化トリウムは放射性物質で、人体に全く影響が無い微量の放射線を出している。この放射線がレンズに変色をもたらした。レンズが黄褐色なる俗にヤケという現象である。新品では透明だったレンズが3年経過後にはヤケが起きていたという。変色で透過率も低下した。そこでライカ社は酸化トリウムから高屈折ガラス(Kak9)を用いるようになった。このLak9は酸化ランタンである。レンズマニアにはランタンガラスと言えば聞き覚えがあると思う。
ちなみに私も以前アトムレンズに走っていた頃があり、オークションなどで買い漁っていた。Takumar 50mmF1.4やYASHINON-DS 50mmF1.4などはヤケがきつかったのを覚えている。
YASHINON-DS 50mmF1.7やTakumar 55mmf2.0はヤケが少なく綺麗だった。玉の大きい明るいレンズの方がヤケ易いのだろうか・・・。

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Leica M4 / Summicron 50mm f2.0  Kodak GOLD 100
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by Ikonta_idyll | 2010-03-02 07:57 | Lens